HOME > 和の心とふれあうなごみの旅〜愛媛・道後編〜 

町をのんびり歩けば、「坊っちゃん」の世界へタイムスリップ  ゴールデンウィークを皮切りに、待ちに待った行楽シーズンが幕を開けます。そして、旅先の町の雰囲気を肌で感じるにはもってこいの、そぞろ歩きが心地よい季節。温泉旅なら、湯あがりに浴衣で出かけ、旅情を楽しんでみてはいかがでしょうか。
 そんなのんびりとした旅にお奨めの場所のひとつが、日本三古湯、愛媛の道後温泉です。万葉集のなかに登場した由緒ある温泉地ですが、やはりその名を一躍有名にしたのが夏目漱石の「坊っちゃん」。町を歩けば、三層楼の道後温泉本館や遊郭跡、坊っちゃんカラクリ時計、土産物屋には「坊っちゃん団子」と、ノスタルジックな風景や、「坊っちゃん」ゆかりのものがあちらこちらにちりばめられていて、時間を忘れて散歩が楽しめます。
 とりわけ、道後温泉本館の前にズラリと人力車が並ぶ様子は、道後温泉を象徴する情緒溢れる眺め。10分の体験コースから1時間たっぷり町を案内してもらえるコースまで選べるので、旅の予定に忘れず入れたいものです。
 肝心要の温泉は、何と三千年もの歴史があるといわれています。足を痛めた白鷺が傷を癒したという「白鷺伝説」が語り継がれ、白鷺は道後温泉のシンボルに。泉質はアルカリ性 単純温泉で、神経痛、筋肉痛、疲労回復などに効果あり。その効能を思う存分確かめるためにも、まずは初夏の風を感じながらしっかり町中を巡り、「坊っちゃん」の世界をご堪能ください。
【道後温泉】三層楼、カラクリ時計、人力車・・・ノスタルジックな風景は忘れられない旅の1ページに
宝荘ホテル 松山市道後鷺谷町2-20 3000年の歴史をもつ道後温泉の安らぎをおもてなしの心とともに 道後温泉街中心部の高台から望む夜景と、地元愛媛の旬を使い、季節によって変わる瀬戸内料理が自慢の宿。松山城下街一望の露天風呂など、館内3ヵ所の大浴場では湯三昧。道後温泉本館へは徒歩約3分、道後温泉駅へは徒歩約5分。

大和屋本店 松山市道後湯之町20-8 24時間のゆっくりとした滞在で伊予の古泉を思う存分楽しめる 創業慶応4年。平成8年に新築された純和風数寄屋造りの館内には、その伝統を継承しながらプライベート感を大切にした機能性に富んだ客室が用意されている。チェックイン・アウトともに12時。丸々1日道後の宿でごゆっくり。道後温泉本館へ約1分と至便。

道後の宿 葛城 松山市道後湯月町4-16 自分好みのプランを見つけて歴史ある湯の町・道後を堪能 道後温泉街の中心。温泉本館や商店街に隣接する、道後の旅を味わうにはこのうえないロケーションに建つ。館内には壁に浮世絵が描かれた桧の「白鷺の湯」と、広々とした湯船で旅人をくつろがせてくれる「大師の湯」。日本最古の温泉を2つの風呂で心ゆくまで。

道後の宿 花ゆづき 松山市道後湯月町4-16 休日は、ここで花に出会い、湯に和み、美味に舌鼓・・・ 道後温泉駅から約1分の館内に入れば、11層吹き抜けのアトリューム。行灯のやわらかな明かりが温かく迎えてくれる。最上階にある展望風呂と露天風呂では、松山の町並みや、その先に蒼々とした山々が見渡せ、開放感たっぷり。熱めか、ぬるめ、湯はお好みで。

別邸 朧月夜 松山市道後鷺谷町4-4 和の趣と洋の機能性、心を解き、芯から身体が弛む美空間 露天風呂付の趣向を凝らしたスイートルーム、渡り廊下の先にしつらえられた大露天風呂。料亭「二十三夜」では、愛知の山海の滋味を使った月替りの料理を、「温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに」。美空間のなかで、身も心も解き放たれる。

ホテル椿舘 松山市道後鷺谷町5-32 館内湯巡りや道後温泉本館で、「日本最古の湯」をご堪能あれ 明治レトロな空間で、坊っちゃん・マドンナの衣装のスタッフが迎えてくれる。客室に無線LANを完備するなど、充実した設備も快適。日本最古の湯を楽しめる肝心の浴場は、「宝生館」「別館」の3館を利用できる。道後温泉本館まで2〜3分と便利。