HOME > 和の心とふれあうなごみの旅〜神奈川・箱根湯河原編〜 

師走にひと足のばして名湯の誉れ高い湯で一年の疲れを癒す、気軽な温泉旅  箱根・湯河原の二大温泉地を有する神奈川県。県下には、横浜をはじめとする大都市や古都・鎌倉があり、年間に訪れる延観光客数は約1億7千万人(平成24年推計)と、日本の総人口を優に上回ります。箱根・湯河原地域は、面積的には神奈川県のうちのわずか5%弱。しかし観光客数では約14%に当たる約2千300万人と、先述のとおり県下の離れた場所に人気のエリアがあるにも関わらず、たくさんの人々が訪れています。人気の理由は、やはりアクセスのよさ。東京から箱根湯本まではJRの在来線経由でも2時間足らず。新幹線を利用すれば最短で1時間ほどで足を運べます。また名湯として称されてきた歴史も魅力。箱根随一の規模を誇る箱根湯本温泉の惣湯の開湯は天平10年(738年)、湯河原温泉も万葉集に詠まれていることから1,200年前には既に知られていたことが分かります。
 「箱根十七湯」や「箱根二十湯」と呼ばれるとおり箱根温泉は、それぞれ源泉が離れた場所に存在するため、泉質もいろいろ。「湯本・塔之沢」「宮ノ下・小涌谷」「強羅」「仙石原」「芦ノ湖・芦之湯」と、エリアごとに特長があり、それぞれ違った楽しみ方ができます。湯河原温泉は山と海に挟まれてあり、比較的冬も過ごしやすいロケーションです。
 寒さが厳しくなり、温泉旅行にはもってこいの季節到来。箱根・湯河原の温泉マイル提携宿を、ぜひご利用ください。
【箱根温泉】険しき山々の20もの温泉へ、年間約2,000万人が来訪 
きたの風茶寮 足柄下郡箱根町仙石原934-29 ラグジュアリーでスタイリッシュな空間で、非日常のひととき 様々なニーズに合わせて選べる客室は、クオリティにこだわった洗練の空間。露天風呂または展望風呂が完備され、周りに気兼ねせず大涌谷温泉を楽しめる。プライベートへの配慮から食事は食事処で。地元の旬を盛込んだ和ベースの料理に舌鼓。

星野リゾート 界 箱根 足柄下郡箱根町湯本茶屋230 和の情緒とおもてなしを大切にするモダンな宿が新たに箱根に誕生 多くの人でにぎわい、温泉で身体を癒し、笑顔で旅立っていく館内の光景は、江戸時代の宿場町。湯坂山、須雲川望む客室、壁一面に風景画のような美しい眺めが広がる露天風呂。日本旅館の情緒と洗練されたホスピタリティで快適な旅の一日をエスコート。

あうら橘 足柄下郡箱根町湯本574 湯上がりは、自慢の「べっぴん料理」でさらに美肌効果をアップ 標高200m、箱根湯元随一の高台にある。屋上のスカイテラスや貸切露天風呂では、箱根の心地よい風が身体を隅々までリフレッシュしてくれる。客室は、露天風呂付のモダンな「風の舘(たち)」と和室の「森の舘」。新感覚のリゾート旅館。

金乃竹 足柄下郡箱根町仙石原817−342 コンセプトは「竹取物語」、遊び心を忘れない大人たちのための宿 竹林に囲まれた幻想的な空間に、大人の雰囲気が漂う。「竹取物語」をコンセプトにした館内は、至る所に竹を配し、遊び心たっぷり。雅やかな本格京懐石が華を添える。箱根の自然のなかに設えられた露天風呂付客室で非日常の憩いのひとときを。

箱根 花紋 足柄下郡箱根町湯本435 美味と湯をよりゆっくりくつろいで楽しめる優雅な旅物語の舞台 箱根旧街道を進むと目の前に城郭を思わせる威容が現れる。豊かな自然に囲まれたロケーション。地下800mより湧き出す自家源泉をかけ流しにした「湯めぐり茶屋」には、個性的な湯船が10種類。2012年7月にはハイクラスなフロア「六花」が誕生している。

湯さか荘 足柄下郡箱根町湯本茶屋35 箱根の大自然に抱かれた宿にある悠々自適なくつろぎの時 江戸時代に「箱根七湯」として栄えた箱根の湯宿。五葉松、つつじ、もみじ、梅などが四季折々の表情を見せる混浴庭園露天風呂や貸切風呂で、家族水入らずの湯浴みを。朝夕部屋食のスタイルは、のんびり過ごしてもらいたいとの温かなおもてなし。

金乃竹 塔ノ澤 足柄下郡箱根町塔ノ沢191 箱根搭之澤、癒しの森・開山に湧く金色の湯 箱根の広大な自然を背に、搭之澤の自然に溶け込む「ノーラインリゾート」。地中奥深くから湧く金色の湯は自家源泉。開放感溢れるしつらいにもこだわりが窺える。食事はダイニングにて。地元の旬をふんだんに使った京料理を思わせる一品にゆっくり舌鼓を。

鶴鳴館 松坂屋本店 足柄下郡箱根町芦之湯57 350年の伝統に培われた本物の温泉宿の最上の癒し 木戸孝允と西郷隆盛の会見など、明治維新の舞台となり、大正天皇・皇后陛下も訪れた歴史ある宿。元皇室の別荘「洗心亭・仰光荘」、旧三菱財閥・岩崎家の別邸であった「東館」、現代のニーズにこたえる「芦刈荘」「西館」の4つの棟をお好みで。

小田急 山のホテル 足柄下郡箱根町元箱根80 箱根・芦ノ湖畔で屈指のロケーションに建つ本格リゾートホテル 目の前に芦ノ湖、庭園からは富士山を仰ぎ見る抜群のロケーション。西欧の古城を思わせるクラシカルな外観は、岩崎小彌太男爵の邸宅跡の面影を今に伝える。敷地面積は45,000坪。最上階には天然温泉のビューバス付のプレミアムルームがある。

小田急 箱根ハイランドホテル 足柄下郡箱根町仙石原品の木940 自然と芸術、温泉と美食にリボーンする心と身体・・・ 箱根のアートスポット・仙石原に位置する「箱根ハイランドホテル」は、15,000坪の敷地に芝生の美しい庭園を有するリゾートホテル。伝統的なフランス料理に和の食材と技法を取入れた「フレンチジャポネ」は箱根随一。至福の休日を存分に楽しめる。

小田急 ホテルはつはな 足柄下郡箱根町須雲川20-1 肌にやさしい女性に評判の温泉でスベスベ肌に 「女性にやさしい」をコンセプトにした宿とあって、女性には7種類の風呂が用意されている。 温泉棟1階、女性専用スパ「やまざくら」内にはリラクゼーションサロンも完備。もちろん男性も充実した湯処や絵巻物のように美しい懐石に満足の極みへ。

強羅アサヒホテル 足柄下郡箱根町強羅1300-59 夕食は和の匠が惜しみなく腕をふるった珠玉の逸品が次々に 客室は、箱根山側、強羅公園側とも、風光明媚な眺めが楽しめる。大浴場は、いずれも広々とした「早雲の湯」と「明星の湯」。疲労回復に効果があるとされる湯でリラックスした後に味わう、和の饗宴のおいしさもひとしお。

箱根 美肌の湯 きのくにや 足柄下郡箱根町芦之湯8 箱根山の大自然のなかで、箱根七湯随一と名高い硫黄泉と重曹泉を 現在の主で十二代目。箱根宝蔵岳の山裾に1715年に創業した歴史ある温泉宿。勝海舟、明治天皇、志賀直哉ら錚々たる客人が自慢の硫黄泉と高純度重曹泉で身体を癒している。泉質は箱根七湯のなかでも随一との高評。男湯には源泉を湛えたぬる湯もあり。

武蔵野本館 箱根吟遊 足柄下郡箱根町宮ノ下100-1 雄大な箱根連山の山懐へ、芯から心安らぐ癒しの温泉旅 早川渓谷を眼下に見おろす斜面に建つ眺望絶佳の宿。客室には専用露天風呂とオープンテラスがあり、箱根連山を望む景色を独りじめしながらプライベートな時間を満喫できる。掘ごたつと低座椅子のダイニングルームも各部屋に完備され、食事もゆっくり。

箱根 イタリ亭 足柄下郡箱根町仙石原1245-683 旅人を癒すのは、白濁温泉と、寿司職人と板前が競演する和会席 壮大な箱根外輪山が宿の目の前に広がる。白濁の仙石原温泉は、大涌谷の恵み。肌にやさしく、心地よい湯が、夜は深夜1時まで、朝は6時から楽しめる。寿司をメインにした和会席も旅の愉悦。箱根の自然に癒され、逸品に舌鼓をうてば感無量・・・。

三河屋旅館 足柄下郡箱根小涌谷503 明治より受け継ぐ自家源泉を引く「伝統と文化の宿」 創業は明治16年に遡る。その間、孫文、竹久夢二、与謝野鉄幹・晶子夫妻ら文人墨客も訪れている。歴史的にも重要な建物は2011年には登録有形文化財に指定。相模湾、駿河湾産の食材を使う会席は部屋出し。温泉は自家源泉を創業以来受け継いでいる。

強羅天翠 足柄下郡箱根町強羅1320-276 旅の究極の贅沢を堪能できる最上級のホスピタリティ くつろぎのおもてなしは、足湯カフェでのウエルカムドリンクから始まる。部屋は各室デザインが違う、隠れ家の香り漂う懐かしい安らぎの形。にごり湯で羽を伸ばし、産地にこだわって吟味された素材が生きる上質な懐石料理に舌鼓をうてば満足の極み。

【湯河原温泉】万葉の時代から1300年続く歴史と、薬師の湯としての誉れ
ゆがわら石亭 足柄下郡湯河原町宮上261 真鶴港から届く魚貝や滋味豊かな山の幸を使った懐石を用意 万葉の時代から滾々と湧き続ける湯河原温泉に建つ数寄屋造りの宿。畳廊下に誘われ辿り着く、有名な画家の作品が飾られた客室は、まさに歴史と文化の競演。石造りの露天風呂「鶯の湯」、内湯の「檜風呂」に浸かり、旬の懐石に舌鼓を。

山翠楼 SANSUIROU 足柄下郡湯河原町宮上673 さがみの小京都で昭和8年より暖簾を掲げる数寄屋造りの料亭旅館 趣向を凝らした4つの棟で味わう悠久の時の流れ。薬湯と称される湯に心身が解きほぐされる。とくに展望露天風呂は、星空や霞がかった山々など四季の趣をもっとも体感できる場所。自家製湯葉と季節の食材を組合せた12品の懐石もすばらしい。

海石榴 足柄下郡湯河原町宮上776 目と舌で味わう四季の食材を最大限に生かしたおもてなしの13品 昭和53年に創業後、心尽くしの13品の懐石料理とやわらかな湯河原の湯が好評を博している。屋号にちなみ椿の品種の名前が付けられた和洋を織り混ぜた客室は、上質の極み。文豪が愛した湯も上々。旅を愛する人にぜひお奨めしたい。

おやど瑞月 足柄下郡湯河原町宮上759-68 源泉かけ流しの温泉と美食と静寂が織りなす贅沢な和みの時間 隠れ家と称される宿は数多いが、ここ「おやど瑞月」は、まさしく大人の隠れ家宿。暖簾の先にあるのは、落ち着きのある数寄屋造りの5部屋の客室。100%源泉かけ流しの湯を楽しみ、緩やかに流れる和みの時間と旅の情緒に浸りたい。

島崎藤村ゆかりの宿 伊藤屋 足柄下郡湯河原町宮上488 島崎藤村らに愛され、2.26事件の舞台にもなった歴史薫る宿 明治21年に湯河原・万葉公園入口で創業。多くの文人墨客に愛されたことで知られるが、とりわけ島崎藤村が「夜明け前」の草案を練ったことが有名な老舗宿。昭和11年には、かの「2.26事件」の舞台に。野趣溢れる貸切露天や半露天が好評。

三桝家 足柄下郡湯河原町宮上261 飾りのない純和風の宿の一夜は、まるでふる里のくつろぎ 「田舎に里帰りしたみたい」といわれるのが最大のほめ言葉と主人。木のぬくもりに包まれた客室、抜きん出た技で仕上げる地産地消の手料理からは、もてなしの温かさが伝わる。ただし、ゆっくり手足を伸ばせる源泉かけ流しの風呂の心地よさは別格。