心地よい秋の風を感じながら温泉に浸かり、
郷土の幸を味わって、憧れの色白美人に 　９月の声を聞く頃、早くも秋田には涼しい風が吹き始めます。全国の都道府県の県庁所在地で比べた場合、秋田は日照時間がもっとも短い都市。「秋田美人」と呼ばれる色白で肌の美しい女性が多いことも、日照時間の短さが関係しているといわれています。全国平均の日照時間は年間
１，９００時間ほどとされるのに対して、秋田は１，５００時間余り。冬場に曇りや雨の日が多いのが要因ですが、その地の利が「七難隠す」のにひと役買っているのです。
　そして、秋田に色白の美人が多いもうひとつの要因が、県下に１２５ヵ所以上存在するという温泉地に湧く美肌の湯。乳白色の湯で温泉情緒に浸れる乳頭温泉郷や、湯の街の風情に定評がある大湯温泉、なまはげ伝説が残る男鹿半島に湧く男鹿温泉など、名湯の百花繚乱。心地よい秋風に吹かれつつ温泉に浸かることが、「秋田美人」へと近づくともなれば、秋の最初の温泉旅は、「秋田に決まり」というわけです。
　炭水化物を多く含むきりたんぽが身体にエネルギーを十二分に補い、滋味に富んだ比内地鶏のコラーゲンで美肌効果を後押し。野菜もたっぷり味わえる「きりたんぽ鍋」なら栄養バランスも文句なし。秋田の味覚を大いに味わい、ひと休みしてさらに温泉を堪能し、ゆっくりと休めば翌朝は憧れの素肌美人。一石二鳥、三鳥の秋田の温泉旅へと、ぜひお出かけください。