的矢湾に浮かぶハート型の渡鹿野島。ハートの南の端は、昔「風待ち港」と呼ばれ、舟人たちが骨を休め、鋭気を養ったといわれる場所。まさにその地に建つ「はいふう」の名は「海風」に由来し、「海の風を待った場所」の意を表している。そんなロマン溢れるハートの島の宿へは、対岸の可児町から専用船で片道約3分のミニクルーズ。今も信号が1つもないという渡鹿野島には、かつての舟人たちが集まった時代ののどかな時間が確かに残されているようだ。
 ホテルは、リゾートホテルらしい和とアジアンの融合。部屋から見渡す限りの海景色、部屋にしつらえられた天然温泉露天風呂など、昨日までの喧騒を忘れるには十分過ぎる空間が備えられている。リゾート旅を欲張りに追求する「女子」にとくにたまらないのが、セルフエステや各種アーユルヴェーダがチョイスできるエステメニュー+「食材の宝庫」伊勢志摩の美味を網羅した創作会席仕立ての和風フレンチの「併せ技」。ラグジュアリーなおもてなしとリゾート空間に、毎日パソコンやスマホとにらめっこして釣り上がり気味のあなたの瞳もハートになること請け合い、というわけだ。

▲写真上:南の島を思わせるアジアンな雰囲気。すべての客室に露天風呂が用意されてあり、好きなときに好きなだけ自家源泉を楽しめる/写真下:伊勢海老、あわび、的矢がき、安乗ふぐ、松阪牛・・・。絢爛豪華な伊勢志摩の味覚は、思い切り楽しんだ者勝ち!