水上温泉郷の歴史と特徴

水上温泉郷は、利根川の上流、標高約500~700m前後の場所にあります。群馬県内では草津、伊香保と並ぶ温泉郷。とくに紅葉シーズンは、多くの人でにぎわいます。若山牧水の「みなかみ紀行」のなかで、その美しい景観が知られるようになるまでは、渓谷に抱かれた地にある閑静な宿場でしたが、昭和の初めに国鉄(現JR)が水上駅が造られたことや、関越自動車道が整備されたことによって一大温泉郷へと発展を遂げています。
周囲は、群馬県と新潟県の県境にそびえる標高
1,977mの谷川岳や、日本三大岩場に数えられる一ノ倉沢、夏に高原植物が咲き乱れる三国山などの山々に囲まれています。その雄大な自然の地へ、気軽に足を運べ、温泉に浸かれるのが、水上温泉郷の魅力です。また、スキーやパラグライダーに加え、利根川ではラフティング、その上流にある奥利根湖、ならまた湖ではカヌー、そしてキャニオニングなど、水辺のレジャーも迫力満点。一日中、思い切り自然のなかで遊んだ後の温泉が最高です。
水上温泉郷のみどころ
![]() 水上温泉街の中央を流れる利根川が作りあげた断崖、奇岩が織りなす渓谷。秋は紅葉が美しい。 |
![]() 国道291号線沿いに位置する群馬最北端の道の駅。農産物・工芸品・特産品売店のほかそば打ち体験道場(有料)などもあり。 |
![]() 日本百名山・谷川岳の麓、土合口-天神平間の高低差約570mを約10分で結ぶロープウェイ。「フニテル」は、鋼索鉄道と架空索道を意味するフランス語を組合せた造語。 |