()

の歴史と特徴

 上諏訪温泉は、信州随一の広さを誇る諏訪湖の畔に湧く温泉。レンゲツツジ、ニッコウキスゲなどの高山植物の宝庫として有名な霧ヶ峰高原の麓に位置する街は、古くは全国各地の諏訪神社の総本社である諏訪大社の門前町として栄え、現在は温泉が目当ての旅人に、春~秋はハイキングやトレッキング、冬はスキーをしに訪れる人も加わって一年を通じてにぎわいます。

 温泉は300ヵ所の湧出口から毎日約15,000キロリットル湧出。街中には博物館の傍や湖畔公園、そして上諏訪駅のホームには足湯があり、さらには中央自動車道の諏訪湖サービスエリアにまで温泉浴場が造られるなど、訪れる人すべてを大地の恩恵がもてなしてくれます。もうひとつ、「いで湯の街」を象徴するのが間欠泉。1時間半に1度、約10分間噴出す湯は最高で5mの高さまで到達。迫力ある大地の躍動を、五感でご体感いただけます。

 諏訪大社で7年ごとに寅と申の年に行われる御柱祭(おんばしらさい)の次回は2016年。その一大行事に向けての催しや凛とした空気も上諏訪温泉の旅の楽しみのひとつです。

のみどころ

間欠泉

1時間半に1度、高さ5mにまで豪快に温泉が噴き上がる。昭和58年には何と自噴で50mもの高さにもなったというから驚き。間欠泉を間近で眺めたいなら、諏訪湖間欠泉センター3階の展望ラウンジがおすすめ。

諏訪高島城

築城当時、湿地に囲まれたその佇まいから「諏訪の浮城」と呼ばれた城。屋根が瓦葺きではなく?葺きであるのが特徴。明治8年取壊しとなった天守は、昭和45年に門や櫓などとともに再建されている。

御柱祭

7年に一度、諏訪大社の上社と下社の宝殿の造営と各社殿の四隅にある長さ約17m、直径1m余り、重さ10tの、4本のモミの大木の建替えが行われる祭事。建替えは、すべて人力で行われ、諏訪の氏子が総出で参加する。

エリア: >

  • 0件中 (~件を表示)
  • 0件中 (~件を表示)