雲仙温泉の歴史と特徴

長崎県島原半島の中央、春はミヤマキリシマ、夏はセミシグレ、秋は紅葉、冬は花ぼうろと、高原ならでは風光明媚な自然に彩られる山々の麓に雲仙温泉は湧き出でています。温泉街には硫黄の匂いがほのかに香り、昔懐かしい温泉情緒たっぷり。共同浴場や足湯があり、旅の途中でも気軽に温泉を楽しむことができます。
701年、行基上人による温泉山満明寺建立とともに開湯。江戸時代にはキリシタン殉教悲史の場所となり、雲仙温泉の名所のひとつである雲仙地獄にはキリシタン殉教碑も建てられています。明治・大正には長崎・上海間の航路が開通により、上海租界の欧米人が保養地に。また、多くの文豪たちもこの地を訪れました。
泉質は強酸性で殺菌効果があり、皮膚病ほか美肌にも効果があります。白く濁った湯は、いわゆる「温泉」らしい温泉。昭和9年日本で初めて国立公園に指定されたのを契機に「雲仙」と地名を改称されるまでは、「温泉」と書いて「うんぜん」と呼ばれていたというのも、人々を癒し、愛されてきた歴史を偲ばせます。
雲仙温泉のみどころ
![]() 温泉街の中心にあり、無料で散策が楽しめる。30余りもの硫気孔から噴気が立ち昇る様子は、まさに「地獄」そのもの。途中で販売されている温泉たまご(4個300円)がとてもおいしい。 |
![]() 国指定天然記念物の高原湿原。カキツバタ、モウセンゴケといった沼野植物の群生が見られる。5月下旬が見ごろ。自然観察路や遊歩道も完備。 |
![]() ビードロ、ギヤマンと呼ばれ、珍重された19世紀のボヘミアンガラスやオイルランプを中心に、柿右衛門などの陶磁器、絵画を展示。スパハウスも併設。 |
エリア:長崎県 > 雲仙温泉
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雲仙観光ホテル
創業80周年を迎えた九州唯一のクラシックホテル

アクセス
JR長崎本線諫早駅よりバスで約60分
※2022/8/31(チェックイン日)をもって提携を終了いたします。
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