伊東温泉の歴史と特徴

温泉の湧出口733本、総湧出量毎分約32,500リットルにものぼる、湯量関東一の温泉地。市街地は天城山系を背に相模湾に向かって拓けた地形に広がり、総人口約72,000人に対しておよそ4割の収容人数を誇る650軒以上の宿が軒を連ねています。
大きく分けて、泉質は単純泉と弱食塩泉の2種類。無色透明無味無臭で、リウマチや神経痛、疲労回復などに効能があるといわれています。開湯は平安時代とされ、江戸の三代将軍・徳川家光公に湯が献上されたこともある由緒ある名湯。近代になると、与謝野晶子・鉄幹夫妻や、北原白秋、室生犀星、幸田露伴らの著名人が訪れており、現在は市内各所に、そのことを伝える記念碑が建てられています。
冬の間から開花する冬ザクラは、4月にソメイヨシノにバトンを渡し、5月のツツジ、6月のアジサイへと続きます。夏の海水浴、春~秋の味覚狩り、そして充実したアミューズメントパークも市内に多数存在するので温泉との組合せで一年中楽しみはいろいろ。季節を問わず、伊東への旅はすべての人が満足できる旅なのです。
伊東温泉のみどころ
![]() 松川河畔に建つ木造3階建の元温泉旅館。国内外の美しい木材が用いられており、飾り窓などの細部に至るまで見事な意匠が凝らされて作られている。1999年文化財に指定。2001年から伊東温泉観光・文化施設として営業している。 |
![]() 椀をふせたような美しい姿を見せる休火山で、伊東市のシンボルといわれる。国の天然記念物。標高581mの山頂まではロープウェイが運行されており、遊歩道の散策が楽しめる。 |
![]() 人間と動物・植物との共生共存がテーマ。園内には世界各地から集められたシャボテン1,500種類。カピパラ、リスザル、ペリカン、アジサシなどの動物たちとのふれあいながらの心和む楽しい一日を約束。 |