HOME > 和の心とふれあうなごみの旅〜山陰玉造・皆生編〜 

神話の国に湧き出る2つの美肌の湯をハシゴして、
うららかな春を満喫!
 山陰地方は「大国主」や「ヤマタノオロチ」、「因幡の白兎」などの物語が伝わる場所であり、島根・出雲市には、その大国主命を祭神として建てられた出雲大社が鎮座する神話の国。3月は、中国の言葉で「山の北側」を意味する地名も手伝って神秘的で厳かなイメージを感じさせてくれる、山陰の名湯2つへの旅へ誘います。

 1つめは、「出雲國風土記」にも登場する玉造温泉。「日本書紀」に記されてある三種の神器のひとつ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)も玉造温泉で造られたといわれています。「枕草子」では三名泉に挙げられる美肌の湯。玉湯川を挟んで旅館が建ち並ぶ風情も申し分ありません。

 2つめは、玉造温泉から約40km西の日本海に面した地に湧く皆生温泉。こちらもまた有名な美肌の湯ですが、源泉温度は約60〜80℃と高めの湯は珍しいナトリウム・カルシウム塩化物泉。絶景の大海原を眺めつつ、すべすべの肌に、とはまさに極楽ですね。

 「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親である水木しげる氏の出身地、境港も足をのばせばすぐ。神話の国の名湯をハシゴした後に、妖怪の町へ――
なんていう春の旅もオツかもしれません!?
【玉造温泉】大国主命と国造りに携わった少彦名命が命名したといわれる神代の湯
玉井別館 松江市玉湯町玉造1247 1300年の玉湯温泉の時の流れを偲ばせる情緒溢れる旅を約束 まず玄関脇で旅人を迎えてくれるのが5種類もの足湯。露天風呂、桧風呂、岩風呂、サウナなど、充実の大浴場と合わせて玉造温泉を満喫したい。食事は個室でくつろぎながら。朝食は宿の大いなる楽しみのひとつともいえる和定食が味わえる。

出雲神々縁結びの宿 紺家 松江市玉湯町玉造1246 太古の昔から人々の身心を癒してきた湯で真のくつろぎを知る 神話のふる里・出雲の国で、旅人の身心を癒して300余年。日本最古の温泉と心尽くしのおもてなし。古民家風の女性用の大浴場や、岩を配した男性用露天風呂をはじめとする情緒溢れるしつらいがすばらしい。ロビーの一角では毎夜参加可能なお餅つきも開催。

湯之助の宿 長楽園 松江市玉湯町玉造323 「七珍」と呼ばれる宍道湖の幸を磨きあげた老舗の技で食卓に 日本屈指の湯・玉造温泉で創業して145年になる老舗旅館。源泉をかけ流しで使用した120坪の庭園露天風呂は日本最大規模、また庭園も日本庭園ランキングに入賞した名園として知られている。しじみ、白魚、すずきなど宍道湖の幸が目白押しの夕食も好評。

曲水の庭 ホテル玉泉 松江市玉湯町玉造53-2 巌と桧の大浴場は内湯に200人、露天風呂40人が入浴可能 山陰の名湯・玉造温泉を湛えた大浴場は、当地随一の規模。自然美をまとった岩を配した「巌の湯」、桧の香りで心をやわらげる「桧の湯」ともに開放感があってすばらしい。館内では毎夜「安来節民謡ショー」を開催。味・温泉とともに島根の風情も満喫できる。

【皆生温泉】「塩の湯」のタラソテラピー効果で、より美しく健康的に
華水亭 米子市皆生温泉4-19-10 日本海を一望できるオーシャンビューの客室で季節の会席料理を 一般客室は全室オーシャンビュー。自家源泉を使った露天風呂、皆生の名湯で身体を癒し、新鮮な食材を使った会席に舌鼓をうてる。別棟には露天風呂付客室もあり。また、エステティックサロン、バー、ラウンジと、設備も充実。

皆生グランドホテル 天水 米子市皆生温泉4-18-45 日本海の美しさと健康・美容・長寿の湯を楽しめる大浴場は圧巻 畳の香りも清々しい客室に入れば、浴衣に着替えてリラックス。窓の向こうに広がる美しい弓ヶ浜を眺めつつ、のんびり安らぎの時間をどうぞ。大海原を遥か遠くまで見渡せる大浴場は、その名も「日本海」。旅の疲れを癒しながら、心ゆくまで浸かりたい。

湯喜望 白扇 米子市皆生温泉3-12-33 弓ヶ浜や大山を望む風光明媚な眺望がすべての客室から 館内はすべて畳敷きでゆっくりとくつろげる。全室日本海向きの客室では展望ジャグジーバスがラグジュアリーな時間を演出。内16室には客室露天風呂が完備されている。料理長が食材はもちろん器選びにまでこだわった会席膳も、十二分に期待にこたえてくれる。