湯田温泉の歴史と特徴

湯田温泉を降りると迎えてくれるのが高さ8mの大きな白きつね。昔、権現山の麓にあった寺の小さな池に、傷ついた白きつねが毎晩足をつけに来ることを不思議に思った和尚が池の水を触ってみると温かいことに気づき、湯が沸いていることを発見したのが湯田温泉の始まりといわれています。池からは薬師如来の金像も見つかり、やがて薬師如来を拝んで湯浴みをすると難病も治る「白きつねの湯」として評判になったのだとか。
幕末に奔走した志士たちも数多く訪れ、宴を開いた歴史ある宿なども現存。また、維新の元勲・井上馨のゆかりの地であり、「日本のランボオ」といわれ昭和の初めに活躍した中原中也の生誕の地でもあります。
湯田温泉の湯はアルカリ性単純泉で、お肌にやさしいことから「美肌の湯」として親しまれています。1日の湧出量は約2,000キロリットル。街中には約6ヵ所の足湯があり、観光客や地元の人たちの交流の場になっています。湯浴みをすれば身体も心もリフレッシュ間違いなし。情緒溢れる「西の京」山口の温泉へおいでませ!
湯田温泉のみどころ
![]() 湯田温泉で生まれ、30歳という若さで亡くなった近代詩人・中原中也の草稿や日記・書簡などを展示。火事で消失した中原中也の生家跡に建つ。 |
![]() 見所温泉舎の説明修正→温泉のビジュアル化として誕生。地下500mから毎分125リットルの温泉を汲み上げる様子の見学も可能。敷地内には飲泉場や温泉の川があり、温泉を体感することができる。 |
![]() 新山口から湯田温泉、山口を経由して津和野までをSLやまぐち号(C57・C56)が運行。湯田温泉から津和野までは約1時間50分。駅弁を買えば小旅行気分も満点。 |