層雲峡温泉の歴史と特徴
大雪山連峰を中心に約23万haを誇る日本最大の国立公園・大雪山国立公園内、石狩川沿いに岩肌が約24kmにわたって続く層雲峡に湧く北海道有数の温泉地。堆積した溶岩が石狩川の流れによって約1万年の年月をかけて侵食して生み出された雄大な景観で知られ、「銀河の滝」や「流星の滝」、「地獄谷」「紅葉谷」など、まさに大自然を満喫できるロケーションにあります。アイヌ語に由来する「層雲峡」の名は1921年(大正10年)に明治・大正期の詩人・大町桂月が命名。温泉の名も「層雲峡温泉」と呼ばれるようになりました。今では、観光や登山、スキーをはじめとするレジャーを楽しむために年間約200万人の人が訪れています。
泉質は単純硫黄泉。長旅で疲れた身体にうれしい多彩な湯の効能はもちろんのこと、絶景を仰ぎながら湯に浸かれば気分もリフレッシュできること請け合いです。
石狩川の河川敷で行われる冬の風物詩「層雲峡温泉 氷瀑まつり」は、1月中旬~3月にかけて開催。氷と光で織りなす前奏的光景が夢の世界に誘います。また、週末には花火が打ち上げられます。
層雲峡温泉のみどころ
柱状節理
約3万年前の噴火で堆積した溶岩が固まる過程で、四角形や六方称形などの形状となった凝灰岩。雄大な眺めは層雲峡の「代名詞」。 |
流星 ・ 銀河の滝
落差120mの「銀河の滝」と90mの「流星の滝」。異なる美しさをもつ2つの滝は「日本の滝百選」。駐車場からも眺められる。 |
黒岳ロープウェイ黒岳ペアリフト
標高1,984mの黒岳の7合目までゴンドラとリフトで約25分。夏の残雪と緑のコントラスト、秋の紅葉など四季折々の大自然を眼下にひとときの空中散歩気分が楽しめる。 |